「オルフェ」ってなに?
前回のレッスンの最後にこれが宿題になってしまった。『黒いオルフェ』という曲をやるから
には その意味がわかってないと自分でも気持ち悪い(^_^;)
で、先生に質問したところ宿題にされちゃったのだ。ちっ・・・・・(-_-;)
それは来週までの宿題だったのだけど、忘れそうなのでその日にやることにした(笑)。
ネットで調べりゃ簡単さぁね〜♪♪
すると、でるわでるわ!いろんな話が書いてあったけど、そもそもはギリシャ神話を素材に、
フランス人の映画監督がブラジルを舞台に焼き直したとか、いやその前にお芝居の
脚本があったんだとか、まあ諸説あるようなのだけど、とりあえず今回私がレッスンでやるのは
そのフランス人監督が撮って大当たりした映画『黒いオルフェ』の主題歌。
おフランス映画だけあって、私が渡された楽譜に書いてある原題はフランス語で
「オルフェの歌(La Chanson D'Orphee)」とあったが、ボサノバとして使われる場合には
「カーニバルの朝(Manha Do Carnaval)」という題名で扱われることの方が多いように思う。
ちなみに、日本に初めてボサノバとして紹介されてヒットしたのがこの『黒いオルフェ』だとか。
あの『イパネマの娘』よりこっちの方が先らしいφ(.. )メモメモ。
そんなことをネットで調べていくうちに、ちゃんとした本が読みたく
なり、とうとうネットでたまたま見つけた『ボサ・ノヴァが流れる午後』
なる本まで買ってしまった(;^_^A アセアセ
ブラジル音楽評論家の故大島守氏の説明は初心者の私には
とてもわかりやすく、本当に1日半くらいで一気に読めてしまった。
「小野リサの副読本」というように、子供の頃からの彼女の
エピソードもところどころに盛り込まれていてなかなか興味深い。
最近カフェをテーマにしたコンピレーションアルバムに必ずと言って
いいほど入っているボサノバ。みんな知らないうちに聞いているのだ。
この本を読みながらナベサダのライブの前に六本木の某カフェで
人待ちをしていたら、
『イパネマの娘』をはじめ、次から次へとボサノバの名曲が流れた。そう、今の人たちは
知らない間に洗脳されてるのよぉ〜(^0^*オッホホ だから、こういう本で基本を勉強
しておくと飲み会とかで自慢できてかっこいいかも♪←他に表現ないんか・・・・(-_-;)
だって、ブラジル本国ではボサノバなんてもう忘れ去られたジャンルだなんて知らなかった!
ついでに当然のようにCDも買った。今回は買いまくった!
詳細は『CD COLLECTION』をご覧になって欲しいのだが、1枚だけどちらかというと
ジャズというよりボサノバそのもの、 というアルバムも買って、これが結構お気に入りなのだ。
ジャズではないのでとりあえずここでご紹介♪
ポーランドから女性ボーカル、アメリカからサックス・プレイヤー、
そして本場ブラジルからボーカル&ギタープレイヤーを呼び、
日本人プロデューサーが『Three for Brazil』を作った。
ジャズを愛し、ボサノバをレパートリーの中心においている
このメンバーの奏でる演奏、歌われる歌声は、ストレスフルな
現代社会においてとても癒しになるし、古い曲をやってる割には
とてもお上品で洗練されており、常夏の国の音楽のはずなのに
このアルバムを聴いて頭に浮かぶは軽井沢の森林浴・・・・。まさに「癒し」。
ジャズだけでアップアップなのに、ボサノバまで手を伸ばしてしまいそうな予感。怖っ。
そんなこんなで、必要以上に勉強しまくった一週間。先生の宿題も無事終了し(笑)、
あとはひたすら実際の演奏を頑張るのみ!
ついでにコードもひとつひとつを分解して・・・。そりゃいきなり全部は覚えられないけど
なんとなく構造がわかってきた気がする。うん、気がするだけやけどね。
これはちゃんとした講義を受けてないので解説本とくびっぴき。ムズカスィ〜(T-T)
「人間の名前でしたね、オルファって(笑)」
先生、やっぱり知らなかったのね・・・・・・・
「っていうか、先生のお陰でドップリはまっちゃいましたよ、ボサノバにっ!」
「(^-^)//""パチパチ 素晴しいっ♪いいですねぇ〜。」
「いや、マジでハンパじゃないんですって。ブラジル行こうかな、なんて思ってますからσ(^◇^;)」
「・・・・・・・・・」 そこまでハマってるとは思わなかったらしい。甘い。ハマりやすいんだってば、私。
「でも、いろんな人の演奏聴くとそれぞれアレンジが違ってて面白いですね♪」
「そうでしょう?ボサノバって一言でいってもいろいろですよね。じゃあ、勉強の成果をだしてもらいましょう!」
あははは・・・・・それとこれとは違うなりよ〜(;^_^A アセアセ
とりあえず吹いてみる。あれ?音がなんか変。
「ソだしてみてください。じゃあ上のソ。で、また下のソ。ちょっと高すぎますね〜」
チューニングがうまくいってなかったらしい。
「チューナーが手元にあれば一番いいんですけど、もしなくても、オクターブ上下させてみれば狂ってると
わかりやすいですよ♪」
確かに・・・・・。家での練習はチューナー無しでやってるので結構勘なのだけどこれならいけそう♪
「だいたいいいですね〜。もっとテンポあげてみましょうか?」
実は家では結構早めで練習していたので早いほうが楽だったりしてσ(^◇^;)
「ああ、結構この店舗でもいけますね〜。じゃあ、今日はちょっと裏ワザやってみましょうか?」
なぬ?裏ワザ?
「ベントっていうんですけど、下あごをちょっと開いて『アウー』って吹いてみてください。そうすると、
半音下から音がでてちょっとカッコイイ感じに聞えると思うんですけど」
そういって先生が吹いてくれた『黒いオルフェ』は見事なまでにプロの演奏だった。
で、まずは単音でアウーとやってみる。でない。できない。いっさい無理。
「先生・・・・できないんすけど・・・(;o;)ウエーン 唇切れそう・・・・」
「ほら、もっと力抜いて・・・。最初はいきなり半音あげたりさげたりできなくてもいいですよ。
早めにできればビブラートにもなりますから最初はアウアウアウってかんじで音にエフェクトかけられる
だけでも(^_-)-☆」
い、いや、それさえもできないんすけど・・・(T-T)
単音だけでアウアウやる練習がしばらく続いた。段々必死になって汗ばんでくる。多分すごい形相で
指もガシガシ、肩もいかりまくってすごいことになってるんだろう。
「力いれちゃ余計にできませんからね〜。もしかしたらリードのせいかもしれないし。気楽にやりましょう!」
そうは言っても「じゃあもう終わり」とは言ってくれない先生。今日はスパルタだわん。
結局その場では全然できず、もうひとつの裏ワザとともに宿題となってしまった。とほほ。
レッスン最後にコードのことをいろいろ質問した。テンション・ノートとか、いろいろ教えてくれたけど
口頭で教わったんじゃどうせ覚えられないってばぁ(-_-;)
ボサノバに浮かれてる場合ぢゃなく、ちゃんと真面目に練習&勉強せねばっ!