♪SAX個人レッスン日誌2 -夏編-♪
■2003年5月15日■New!

パーカーショック(爆)で凹んでいたのもつかの間、その翌日には『熱帯倶楽部』のライブで六本木の
スイートベイジルSTB139にて盛り上がりまくっていた私σ(^_^)
開演直前に到着したのに、なんと前から3番目の、しかもサックスの藤陵氏のまん前、という超ラッキーな席を確保♪
全身でノリまくる他の客と違い、問題のフラジオを吹きまくる藤陵氏の運指にじっと目を凝らして1秒たりとも見逃さないぞ、と
いう私の必死さがステージに伝わったのか、藤陵氏とこんなに近くにいるのに一度も目が合うことがなかった(爆)。
きっとこの日のライブ終わりの飲み会では「怖いお客がいたよ・・・じっと凝視してるんだよね、顔じゃなく手元をさ・・」と
恐怖話の主人公になっていたかも (。・_・。)ノ 藤陵さん、すみません、あれは私でした。勉強させていただいておりましたっ!
勿論ライブの演奏そのものも、とーーってもスンバラしく、去年の東京JAZZで『熱帯JAZZ楽団』の次の日のチケットしか
取れなかった私としては、半分だけ雪辱を果たしたような気持ちもあり(笑)、念願のラテンリズムをライブで満喫できて
大興奮な一夜だった。

熱いライブも終わり、さて、そろそろ帰ろうか、とトイレに行っている途中でelmoからメールがきた(笑)。
なんちゅータイミングやぁ〜と思って中身を見ると、なんとあさっての日曜日にBigBandの練習があるから見学に来ないか、という
ありがたきお誘い♪♪('-'*)キャーキャー
先日「そろそろ見学だけでも行きたいなぁ」と言っていたのを覚えていて手配してくれたらしい。なんて優しいんだっ(T∇T)
早速「行く!行く!お願い!よろしく!」と返事を送る。そんなありがたいメールの返事をトイレからでごめんよぉ〜・・・

そして日曜日。
緊張の面持ちで現地へ。最悪なことに、こんな時に限って電車の乗り継ぎが悪く、私はちょっと遅刻をしてしまった(汗)。
よって慌てて現地でサックスを借り、自分のマッピをつけるが音だしもできずにそんまんま皆様が練習しているスタジオへ入っていく。
うげー、人が多い・・・・。しかもサックスって一番前の席やん・・・。誤魔化せられん・・・・┐('〜`;)┌
受付で大量に渡された楽譜のどれがどれやらもわからずアタフタしていると、やってる曲が『真珠の首飾り』だということはわかった。
ああ、これか、これか(^。^;)ホッ とりあえずそんなに難しくはなかったので吹いてみると・・・。どうも隣のelmoとキーが違うような・・・・・。
大分たってから気づいたのだが、サックスもパートが2つに分れていて、彼女と私は違うパートの譜面を見ていたのだった。
どうりでな・・・・・。
elmoは本当はもっと遅い時間の、上級者のバンドのメンバーで、この時は私のために初心者レベルのビッグバンドの方に一緒に
つきあってくれたのだ。だから彼女も初見。私も初見。そりゃわかんないっす・・・。
みんなを指導してくれる先生はトランペットの先生で、私達よりお若いのにオッサン達をビシビシと指導している。素晴らしい。
私のサックスの先生と大体同じくらいの年齢のようだけど、自分より年配の人(しかもこっちは大量)を指導するのって大変なんだ
ろうなー、と他人事のように感心しながらみんなの演奏についていこうと頑張る。
渡された楽譜のうち知らなさそうな曲は2〜3曲で、後は殆ど知っていた。このチームはジャズといってもクラシックといわれる、
グレン・ミラーやカウント・ベイシーのバンドと同じくらい、もしくはそれより前のをメインにやるチームらしい。その頃の曲はテンポも
ゆっくりめが多いし有名な曲が多いからビギナーには適してるんだろうなぁ。とはいっても、渡された大量の楽譜のなかには、
Billy Joelあり、ラテンあり、と結構幅広い。ひとりでサックスを習ってる分には絶対に巡り合えないであろう曲もここだとできるので
レパートリーの幅が広がるから嬉しいなりっ♪
「見学だけ」に来たつもりだったけど、「アルトサックスはあと1人分の枠しかない」と言われ、そんなところに実は自分以外の見学者も
きていて、思わず「残りの一個で〜す!」というバーゲンの時の掛け声のようなものが聞こえたような気がして・・・・。
気がついたら速攻で入会申し込みをしていました、ハイ。 (。・_・。)ノ いや、こーなるとは・・・・・いやはや。

で、ビッグバンドに入ったとはいえ、私の正式の入会は来月から、ということで、まだどーなるかわからんちん。
よって、しばらくはいつもの先生にはナイショ♪にしておくことにした(-。-;) あのスクールでそういうコースがあればよかったんだけど
残念ながらないし、うちの先生はビッグバンドの経験はなさそうだから(ブラバンやジャズ研あがりではない珍しいお方なので)
寂しがっちゃいそうだしぃ(爆)。
ま、徐々に、徐々にね・・・。

そんな激動の週末を過ごし、でも仕事の忙しさで練習はままならず、後ろめたい気持ちのままレッスンへ。
「こんにちは〜。よろしくお願いしま〜す!」
スクールの受付へ入っていくと、ちょうど前の生徒さんのが使ってた貸し出し用のサックスの手入れをしていた先生であった。
「あ、こんにちは〜♪いつもの部屋でお願いしますね〜(^o^)」
「は〜い・・・」
笑顔でその場を去りながら(やっぱりバンドのこと言った方がいいのかな・・・水臭いかな・・)などと不安がよぎる。
前のレッスンの熱気が篭る部屋で準備をし、冷静になろうと『テイク・ファイブ』を吹いてみる。だめだ、余計焦る(^^;)
やがて先生がスタジオへ。

「あ、先生っ!!」
「な、なに?今日元気いいっすね〜(笑)」
「・・・・・・買っちゃったんです、これっ!!!!」
そう、私はバンドの話ではなく、衝動買いしたメイヤーのマウスピースのことを思わず言ってしまっていた。
「え”っ?!もう買ったの???( ̄□ ̄;)!!」
フラジオのハイGがなかなか上手くだせない事で悩んでる私に、先生は「今使ってるマウスピースを変えると出やすくなるかも。
本当はメタルとか使えば多分もうそこまで練習してたらすぐに簡単にだせると思うけど・・・高いしねえ。」
「他にお薦めはあります?」「メイヤーの5番かな、やっぱり。ジャズぽい音だしたいんだったら。ちょうどそろそろ他のマウスピース
とかにもチャレンジしてみれば、と言おうと思ってた時だったから、もし余裕があったら・・・・」とアドバイスしてくれていたのだ。
で、もうそのレベルだったら試奏させてもらって買いなさい、といわれていたのだが、たまたま仕事の都合ででかけたビルのなかに
大きめな楽器屋さんがあり、何気なく覗いてみたらそのメイヤーの5番様が私を待って鎮座していたのだっ♪
しかも1個しかない。しかも・・・・・・激安っ!!!('-'*)キャーキャー
事前にネットで調べていた値段のほぼ半分だった。こりゃー私に買えってことでしょう。もし間違ってたとしてもこの値段なら
惜しくないわっ!第一調整にすらだしにいけてない、レッスン以外にサックスを持ち歩くことがものすごく億劫な私が、マッピを
買う為だけに時間を作って わざわざ楽器を持って試奏させてくれる楽器屋を探すとはとうてい思えなかったヾ( ̄∇ ̄;)おいおい!
今買わないと一生出会えないような気がして・・・・気がついたらレジの前に立って支払いをしていたのだ。
多分、熱帯倶楽部の熱気やら、ビッグバンドの盛り上がりやらいろ〜んなものが影響して気がでかくなってたんでしょうな、うん。
「試奏したの?」
「・・・いえ・・・仕事のついでにたまたま寄った楽器屋さんにあったので・・・安かったし・・・他の楽器で試奏しても意味ないかな、と・・・」
「ちなみにいくらだったの?」私は値段を答えた。
「げっ!!そりゃ安いっ!そりゃお買い得!!でも、安けりゃいいってもんじゃないからね〜」
「そうなんですよ。買った本人もちょっと心配になって早速家で吹いてみたんです。とりあえずフラジオだす為に買ったようなもん
なので 問題の『Chicago Song』でやってみたんですけど・・・」
「どうだった?」
「実はそのMPを買った時に、リードも新しいのを買ったんです。『MARCA』ってやつ。ご存知ですか?」
「ああ、なんかフランス製なのに作りがアメリカっぽいっていうやつでしょ?ジャズっぽい音をだしたい人が結構使ってるかも。」
「ええ、私はよく知らないんですけど(爆)、たまたまメイヤーの側に置いてたんで・・・。なので、そのリードと今までのバンドレンの
JAVAとの組み合わせと、新しいリードと今までのセルマーのMPの組み合わせとか、いろいろやってみたんですよ。」
「ほうほう、で、結果は??( ̄ー ̄)ニヤリッ」
「まず、新しいリードと新しいMPで吹いてみました。で、ビックリ!!!音が伸びないっ!(爆) 思いっきり吹かないと音でにくいし、
やっとでた音はすごく渋くて深くて私個人的にはすごく好きな音なんですけど、ただサンボーンの曲を吹くには全然合わないって感じ。
こんなにも違うのかいな〜、とビックリしつつ、今度は同じリードでMPをセルマーに換えてみました。そしたら結構伸びのある音が
簡単にでたんですよ。 あらっ???なんで??(^。^;)と思いつつ、今度はメイヤーにJAVAのいつものリード。そしたら恐ろしいほどに
簡単に伸びる音がでて・・・。この組み合わせが今の私がサンボーンを吹くには一番いい組み合わせのようでした。
勿論、ハイGもあら簡単♪♪ 今まで下唇の裏に横線(T∇T)作ってヒーヒー泣いてもでなかったあの音がこんなに簡単に・・・。
しかも他の音もものすごーく素敵ないい音でノビノビでてる。なんやねん、私の腕のせいじゃなくて道具のせいやったんか・・・
んなアホな ・・・はよ言うてや・・・って感じでしたわ。」
私の熱い語りに先生は(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウンと頷きながら聞いていてくれた。
「リード自体も個体差ありますし、当然MPも個体差があるので、当然組み合わせによっても大きな差は生じます。いくら高くて良い
MPを買っても悪いリード使って悪い吹き方してたらいい音でませんし。そういう意味では、初心者の人があまり楽器のパーツに
こだわりすぎてお金かけたりするのは薦めないんですよ(^^;) 違いのわかる男・女になってないと本当の価値はわかりませんから。
お金ならあるから大丈夫、といわれる方多いのですが、そういう問題じゃなくて・・・・。せっかく良い物買っても使いこなせずに
変なもの買ったと思い込んでサックス自体が嫌いになっちゃうのが怖いんですよね。そういう方も実際多いんですよ(^^;)。
でも、今回ご自分で買っていろいろ試してみて、自分で思った以上に違いがわかってビックリなさってたようですが(笑)、その違いは
もうこれだけやってきてますからわかって当然なんですよ♪同じセルマーの同じ型番のMPの個体差もわかってたじゃないですか。
あんなの、フツーわかんないですよ、初心者じゃ。それがわかるってことは、もうメーカーごとの違いなんてもっとわかっていい
はずですから、 無理しない程度に今後はいろいろ試してみるのもいいと思いますよ〜。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
自分の好きな音を追求するってのも大事なことですから♪ あ、ちなみに、『先に言えよ』って言われそうですが、
フラジオの ハイGは、そういうやつじゃなくて、メタルのMPだったら簡単にだせるんですよね〜(; ̄ー ̄A フキフキ」
さいざんすか・・・・・・。でもいいの、どうせメタルなんてもっと高くて今のボンビーな私じゃ買えないし(T∇T)。
メイヤー君でだせただけで万歳三唱の夢ごこちなんだから♪\(^O^)/

で、やっとレッスン。
音だししながらフラジオもださせられる。あんなにエラソーなことを言っていたのにでなかったらどないしよー、とドキドキしながらも
頑張ってチャレンジしたら、ちゃんとハッキリしたいい音がでてくれた♪
「うん、当たりでしたね、このMP。まぁこれからどんどん吹き込んでいけばもっとよくなってきますからガンバリましょう♪」
はぁ〜いっ♪♪(^0^)/

音だしも無事終わり、いよいよ曲のほうへ。
「じゃあ、曲やりましょう。パーカーの楽譜渡してあったと思いますけど、どれがいい??」
(; ̄ー ̄A フキフキ どれもできてないっす・・・・今週忙しくて・・・・・・・
「じゃぁ・・順番としては、まず『Now's the Time』と『Billie's Bounce』かな。この曲もともと同じ曲なんだけど・・・。
テーマは短いから指の練習ってかんじで軽く吹けるようになるといいと思うよ。この前みたいにフラジオの練習でドツボにはまったり
したらこういうのをチャチャっと吹いて自信回復っていうか気分転換っていうか(笑)。僕も一時期パーカーにハマったんですよねえ。
アルト吹きは誰もが 一度はハマる。でも段々自分の演奏がパーカーになり過ぎちゃってヤバイと思って離れるんだけどね(^^;)。
でも、身につけると使えるフレーズもたくさんあるから、ハマらないにしても一度はある程度は吹けるようにしておくと後々便利だよ。
ビッグバンドとか入ると アルト奏者は絶対にパーカー吹ける、と思われてたりもするみたいだし・・・」
( ̄□ ̄;)!!ビ、ビッグバンドですとっ?!心臓の鼓動が一気に早まる。
「じゃあ、まず『Now・・・』からね♪これはずーっと同じメロの繰り返しだから大丈夫っしょ。じゃ、吹いてみましょう!」
え”っ?!いきなりですかい・・・・・。最近多いわ、こういう進め方。まぁ今回は楽譜事前にもらってたしね・・・・。しかも曲も全部
知ってる奴だし。でも簡単そうに見えて、簡単そうに聞こえてても、実際に吹いてみると結構テンポの取り方が難しかったりする(T∇T)
しかも先生は、「楽譜にはこう書いてありますけど、実際はここをこういう風に装飾して・・」といろいろ小技を入れてくる。
「音源お持ちだと思いますんでよおく聞いて、楽譜に書いてない技をちょこちょこっと足してみてください。それだけでこの単純なメロが
ずいぶんとかっこよく聞こえるようになりますからね(^o^)」
楽譜があっても耳コピの戦いは続くのであった。

結局宿題はこの二曲をなるべく早いテンポ(オリジナルに近いテンポ)で吹けるようにしてくること。
ビッグバンドの曲の練習もあるしなぁ・・・・練習時間増やさねば・・・・・・・・・(^。^;)

■2003年5月8日■New!

フラジオのことで頭が一杯だったここ数週間だったのだけど、実は最近練習時間がちと足りないσ(^◇^;)

以前からやりたかったライターの仕事がちょっとやれそうなのだ。いや、まだ本当は「見習い」程度で、書かせていただくっていうより
取材の為の取材や調査をしている段階。しかもその内容が自分の趣味に(サックス・音楽以外のね♪)絡んでる内容なので、
調べ物をしたり、取材に行って話をきいてるだけでめっちゃ楽しいのだ。仕事なんだから楽しんでちゃいけないんだけどマジで楽しい。
こんな時間を過ごせるならお金になんなくてもいいかなぁ〜なんてふと思っちゃったりもする。お金になんなきゃ困るんだけど(^^;)
で、そんなこんなであんなにヒキコモラーだった私が久しぶりに日中はでかけまくって、時には朝6時起きで取材先に行ったり、
一度でかけたら一辺にいろんな調査をしてこようと何箇所も歩きまわって・・・。家に帰ったら当然バタンキュー(死語)。
そして更に次の取材の下調べをネットや本でして、取材してきた結果報告を編集部向けに作成し・・と、本当に寝る間を
惜しんでの作業なのだ。(食べる間はきちっとあったりするだな、これが・・(爆))。
趣味もかねてるので仕事してる気分ではなく、HPの更新ってノリだし。
そういう急激にやってきた忙しさと、それに伴う疲労、取材先へのアポ取り電話等によって、サックスの練習時間が
実は一番削られているのだ(^^;)
仕事はお金を貰うことだけど、サックスはお金を支払うことなんだから、仕事以上に頑張って練習していかないと
勿体無い。(オバチャン的発想)

・・・・でも・・・・・・(T-T)

しっかもまずいことに、前日は早起き遅寝のちょっと風邪っぴきの三重苦。当然レッスン行ったところでうまくいくはずもない。
練習もできてないんやし。
「先生・・・・・今日ダメかも・・・・・・・」
「なに?どうしました??」
「風邪引いたみたい・・・・・(グズッ)あ、SARSじゃないんすけど・・・・あと寝不足で・・・・練習もしてないし・・・・(ぼそっ)」
「ほんとう??最近寒かったり暑かったり激しいですからねぇ〜。じゃぁ、とりあえず音だしから♪」
♪パーフォ〜ン・・・・・・
なんとも情けない音。普通の下のドレミすらでない。ブレスも苦しい。やばい、肺が縮まってる気がする・・・・( ̄□ ̄;)!!
「あ、無理しないでくださいね(^^;) 本当にちょっとヤバそうっすね・・・。う〜ん、フラジオでない〜ってちょっと焦ったりもしてません?」
「・・・・・・それもあります・・・・・」
「でしょう???(-_☆)キラーン あのね〜、何度も言ってるようにぃ〜、そんな急にはでませんって!(キッパリ)
ほんじゃー気分転換に今日は『テイク・ファイブ』にしましょう!!」

( ̄□ ̄;)!!え”っ?!

「だって、フラジオのことばっかり考えてても・・・。サックスってフラジオだけじゃないっすから。フラジオばかりやってると
口元おかしくなって普通の高音域の音がでなくなっちゃうんですよねー。力入りすぎちゃって優しく静かに吹けなくなるし。
いい事ばかりじゃないんですよ(^^;)」

うん、確かに最近の私はハイGに固執しすぎ。しかも下唇の裏側一直線に線が入りっぱなしだし。力入って肩凝ってるし。
で、でも、『テイク・ファイブ』て・・・・・・。ど、どんなだったっけ・・・・???(滝汗)

「たまにはこういうのもね、やらないとっ♪指の運動と、リズムの取り方と、いい復習になりますからっ(^-^)」
先生のピアノ伴奏でとりあえず吹いてみる。ああぁ、そういえばこの曲って♯がいっぱいであれやこれや・・・・・ウガーッ!
ボロボロ(T∇T)。あんなに吹けてたのに、もうこんなにヘタっぴなんてぇ。
必至で何度もやらせてもらって、どうにか思い出して指もスムーズになってきた。そうそう、この感じ♪
ダメね〜、ちょっとやってないとすぐ忘れちゃう〜σ(^◇^;)

結局この日は『テイク・ファイブ』でレッスンは終わり。
「ええっと、こういう感じで前にやった曲とかを使って指の練習とか気分転換とか(笑)するといいですよ。
たとえば『Confirmation』とかね♪」
「ヽ(。_゜)ノ ヘッ? 先生、私、まだパーカーってやったことないですけど・・・・?」
「えっ?やってない??嘘!!」
「いや、マジで(素)。ロリンズはやっていただきましたけど、バードはまだ・・・」
「いや〜ん、早く行ってよぉ〜(爆)」
いや〜んて・・・(-。-;) こっちこそ「いや〜ん」である。
「まだパーカーやるには早いぞ、って感じなのかなぁとずっと思ってたんですけど・・・」
「はーっはっはっ!そうか、やりたかったのかっ!ならやりましょ、やりましょっ♪な〜んだ、僕はてっきりもうやっちゃったかと。
それなら『Confirmation』だけじゃなく、あれもこれも・・・。ちょっとコピってくるから待っててくださいね♪」
そういうとウキウキしながら先生はコピールームにダッシュしていった。
暫くして戻ってきた先生に渡されたのは5曲分。ヾ( ̄∇ ̄;)おいおい!
「ええっと〜、『Confirmation』と、『Yardbird Suite』と、『Donna Lee』と、『Now's The Time』と、『Billie's Bounce』!
最後の二曲は一緒だから。コードが全く同じなんです。『Donna Lee』はねえ、まぁこれは一応渡しておくって感じで・・・。
とりあえず『Confirmation』と『Now's The Time』あたりがササっと吹けるようになるとカッコいいんですよね。今日やった
『テイク・ファイブ』みたいに、時々思い出してやる練習曲って感じになると素晴らしい。ま、全部お渡ししておきますので、
テキトーに見といてくださいな♪音源はありますよね??」

パーカーはダブってもってる位っすから(とほほ)音源は多分全部あるけど・・・・・・そういう問題じゃなくってさぁ・・・・・・(T∇T)

■2003年5月1日■

「そうそう、ホームページのことなんですけど・・・(^^;)」
レッスンの冒頭、いきなり先生が切り出してきた。先生からサックスを教わってる私は、ホームページのことを先生に教えている。
「なんか最近うまくいかなくて・・・」
「ああ、それはですねぇ・・・」
HPやPCの話になると熱くなってしまうσ(^◇^;) 気がついたら18時からのレッスンが既に30分を回ってしまった。
「あ、すみません、レッスンは今からスタートってことで♪」
確かに・・・これじゃあどっちが生徒だか(爆)。

楽しい時間の後は、苦しい(?)レッスン。
いつものように音だしをし、十分に本体を温めた後、恒例の・・・・。
「はい、じゃあハイGやってみます?( ̄ー ̄)ニヤリッ」
とうとう今回もこの時間がやってまいりましたぁ〜♪∴∵へ(^^へ)(ノ^^)ノ∴∵ ←ヤケクソ
「でませんっ!(キッパリ)」
「おっと〜っ!(^。^;) 潔いですねえ(笑)。でも、そうそうすぐにでたら僕も立場ないってことで・・・(笑)」
「いえ、多分もう一生でないと思いますっ!段々そんな気がしてきたぁ〜(T∇T) あんなにハイAがすぐにでちゃったから
Gも同じように・・・と思い込んでたフシがあったので余計になんかプレッシャーというか・・・。」
本当に最近練習をするたびにそう思えてきていた。っていうか、こんな音でんでもええやろっ!?と半ばキレかかりなぐらいに(^。^;)。
「どれどれ、ちょっとやってみましょうか?」
仕方なくパホーっと吹いてみる。いつものように調子が悪い。はい、毎度のことなんでもう恥ずかしくもなんともないわ。。
「ううん、もう少しででそうなんですけどねえ。確実に以前よりは綺麗な音になりつつあるからめげないでくださいよぉ〜(; ̄ー ̄A フキフキ
じゃあ、ハイGはそれくらいで、もう曲にいっちゃいましょう♪」
先生稼業も大変である。自分より何歳も年上のオバチャン生徒の泣き笑いにさえいちいち相手して諦めさせないよう持ち上げたり
しないといけないのだ。先生、すまんのぅ・・・・・(T-T)

「とりあえずまずはいけるとこまで行っちゃいましょう!フラジオ無理そうなとこは抜かしていいですから、まずは流れをね♪」
CDをバックに先生と一緒に吹く。
「もっと音張って!そんな弱々しく吹かないっ!もっと自信もってパーンとだすっ!歯切れよくっ!スリー、フォー・・・」
先生は自分も吹きながら合間合間にカウントもとり、尚且つ私のヘナチョコ演奏にも厳しいダメだしをする。
これはなかなかできるもんじゃないなー(・・・って、先生の指導方法に感心してる場合かっ?!>自分)。
「じゃあ、次はひとりで吹いてみましょう!あ、もっと自信もって大きな音でドーンと吹いてくださいね。弱く吹くと音も変な音になりますし
これは自己満足の世界に入ったもん勝ち、みたいな曲ですから(笑)。サンボーンの曲はどれもそうなんですよね〜(^。^;)」
そうだな、確かに(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン。特にこの曲は明るい曲なんだから楽しく自信もって吹かないと♪

とりあえず音がだせない(涙)フラジオは抜かしてどんどん先へ進む。
「そうそう、僕も2〜3年目だったかなぁ、フラジオが自由にだせるようになったの・・・。だから一緒ですよ♪」
ということは、頑張ってればいつかは私も先生のようにかっこよくスラスラ吹けるようになるんでしょーか・・・・・・・
おだてられつつ、気がついたらA4の紙4枚分の楽譜のうち最後の4枚目の真ん中あたりまで進んでいた。
「おおっ!大分進みましたねえ。あともう少しじゃないですかっ♪まぁ一番盛り上がるこの部分(と、フラジオ大量部分を指す)は
とりあえず置いといて・・・って感じですけどね(笑)。前にも言いましたけど、全体の流れがわかってメロが脳味噌にこびりついた
時点で後は運指だけになりますからできないとこは飛ばしてどんどん先やっちゃってから戻る、ってしたほうが案外スムーズに
行くことも多いですからね。」
「ええ・・・この前行った平井堅のコンサート中にも実は『Chicago Song』が脳味噌のなか流れてきて・・・・σ(^◇^;)」
「( ̄□ ̄;)!!それ、ビョーキ、ビョーキ・・・・・またいつものがでちゃいましたね・・・・・(爆) まぁそこまで行ったら
ゴールは近いっすよ(笑)」

もう〜っ!早くゴールこっち来ぉ〜〜〜っい!o(><;)(;><)o ジタバタ 

■2003年4月24日■

『Chicago Song』を聴いてて思うのは、(デビサンって気持ちよく吹いてるんだろうなぁ〜、この曲・・・)ということ。
聴いてるこっちまでがいい気分になってくる。6分33秒とちょっと長いこの曲だけど、最初と最後のテーマの部分はゆっくりとしたテンポで
簡単なメロ、ノリのいいリズムで気分がいい♪ 作業をしながら聴くにはちょうどいい。
そう、ただ「聴く」だけならね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

先生のおっしゃる通り、テーマの部分は本当に簡単。馬鹿にしてんのかぁ〜っていうくらい(爆)。
で、ソロの部分も最初はそうでもない。テンポもFunk(♪=100)だから、まぁ32分音符とかでてきても練習重ねれば・・・・。
問題はフラジオ。どうあがいてもこれは避けて通れない。誤魔化せない。
どうにかEからF♯の替え指はでるようになった。Aもまぁ問題ない。その間にあるGが・・・・・・。
毎日1時間の練習のうち、30分をハイGの練習に費やした(^^;) が、でない・・・。力んでも、力を抜いても、噛んでも、浮かせてもでない。
そのうち酸欠になり、妙に低い音と高すぎる音だけがパホーーーンと響き渡り、頭蓋骨の内側に響いてくる。
頭蓋骨のしびれを感じて練習中止・・・・。命がけやな、サックスってば・・・・(-。-;)(ゼイゼイ)

前日までのフラジオG猛特訓のせいで、下唇内側に毎度のごとく横一線の口内炎ちゃん出没(^^;)
ぐえ〜、レッスン前までに治したかったのにぃ・・と思いつつ、スクールへ。
まずは音だしでビクビク(^^;) 二度半の複雑なスケールをやらされてる途中でも、唇の裏側が気になる。
特に痛い訳じゃないんだけど、いつ痛くなるか・・・・。あぁ、集中できんっ(T-T)

「じゃあ『Chicago Song』やりましょうか?最初のテーマの部分は簡単ですから多分すぐできると思いますがこんな感じです〜」
先生がCDに合わせて吹いてくれる。細かい装飾の部分もきっちりコピっている。かっこいいな〜♪
「じゃ、やってみましょうか?」
まぁこの部分は予習してきたからね・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ 
いっつもそう。最初のメロの部分は予習でほぼ完璧になってるので問題ない。がっ!フラジオとか、64分音符とか、ソロの部分の
おっそろしい一部の障害のためにいきなり大きな壁がそそり立つ。できる部分とできない部分が極端に違ってしまうのだ。
「うん、Cメロまでは大丈夫っすね〜♪ で、Dメロからソロの部分になるんですけど・・・。」
「フラジオですよね〜・・・」
「えっ?うん、まぁそうだけど、とりあえず全体の流れつかむようにね。問題のGはEメロだからまだ先だし(^。^;)」
B4コピー2枚分の大きさの楽譜の二枚目の方はフラジオの嵐だ。1枚目は一番最後の小節の一番最後の音としてハイAが
でてくるだけ。気を抜いていると突然ブラックホールに陥れられるのだ・・・・
「で、ハイG、でないんすけど・・・(T-T)」
「う〜ん・・・。ちょっとやってみましょうか?」
スハーッ!ピャーっ!ドバーン・・・・・・。およそサックスらしからぬ奇音だけがスタジオ中に鳴り響く。
「あっ!でも一瞬でてますからっ♪頑張って他の音を消していってください。」
い、いや、そう簡単に他の音を消せって言われても・・・だしたくて出してる訳じゃないし・・・・(^。^;)
結局音はでないまま10分以上が経ち、「せ、先生、もう酸欠・・・・・・(-。-;)」と私の方から白旗。
「ま、段々よくなってきてますからね〜。大丈夫、いつか必ずでますから〜♪じゃあ、メロの方やりましょうか?」
ハイGの音だしは諦め、引き続きメロの音をとっていく作業にうつることにした。
上にも書いたように、そんなにスピーディーな曲ではないのだが、ソロの部分になるとやはりアップダウンの激しい複雑なメロに
なってきて、テンポのとりかたも難しい。先生がメロを歌ってくれるので、それに合わせて2倍くらいの遅さで演奏するのだが・・・。
合ってるのかどうかもわからん・・・・・。
「もし高い方の音で演奏するのがわかりづらかったら、最初はオクターブ下で吹いてみてもいいですよ。それでメロの流れがわかれば
後はオクターブあげればいいだけですから。あんまりフラジオとか運指にこだわり過ぎちゃってメロディーを理解するのに無駄な時間が
かかってしまってもしょうがないですからね〜。メロを口ずさめるくらい覚えてしまえば、後は指の動かし方の慣れだけですから
もっと簡単にできるようになりますし(^-^)」

そうだよね〜。ホント、先生っていつもいいこと言ってくれるわ〜(当たり前か)。
前の『The Dream』より明るい曲で聴いてても楽しいから、かっこよく演奏できるように早くなりたいなぁ。
発表会でこんな曲やったらめっちゃカッコいいのにぃ〜。がんばろうっと♪

■2003年4月17日■

フラジオって・・・・・・。

この一週間フラジオに悩まされ続けた。
『The Dream』の練習をしようにも高い音でひっかかる。
正直、この曲の耳コピ、9割は楽勝だった。レッスンの時は初めて聞かされたばかりで緊張しまくってヘロヘロだったけど
家に帰って何度もCDを聞いてみると、メロは殆ど同じことの繰り返し。途中二回転調があるが、最初の音がわかってるから
どうってことはない。
問題は、最後に転調したときのフラジオ(T-T)。
ハイAはもう完璧にだせるようになったのだけど、逆にその下のG、F♯。ついでに、FとEも替え指でフラジオしていかないと
メロが繋がらない。 うがぁ・・・・・・・

「でました、フラジオ?( ̄ー ̄)ニヤリッ」
開口一番先生がニヤニヤしながら聞いてきた。ちっ・・・
「できないですよぉ〜。でるわけないじゃないっすかぁっ!」逆ギレである。
「まあまあ。じゃあ一度CDに合わせて吹いてみましょうか?」
先生と一緒にCDにあわせながら吹いてみる。
耳コピしたのは先週のレッスンが終わってからすぐの2〜3日。週が開けてこの数日は仕事の関係で忙しく練習をまともに
やっていなかったのでメロをすっかり忘れていた私σ(^◇^;) フラジオどころか、フツーのメロの部分までふけてないし。
「う〜ん、6割程度ですかねえ・・・┐('〜`;)┌」
いやーん、もっとちゃんと吹けてたのにぃ〜 ←最近コレばっか・・・・

「で、フラジオをやってみましょう。まぁEやFもいつもの運指でも構わないのですが、多分替え指できた方が楽だと思うんで。
 まず、ソの運指から人指し指(左手)を上にずらしてEを出します。」
♪ミ〜。うん、どうにかキツイけどこれは大丈夫。手がちっこい私には結構指が伸ばしっぱなしで動かすのが大変だが(^^;)
「じゃあ次に薬指をあげてF。ラの運指の人差し指を上にずらすって覚えればいいですね」
口でそういうのは簡単だけど覚えるのはそんなスグには無理だっちゅーの。
ええっと、さっきのEの運指に薬指をあげればいいんだよね?おお、これは簡単♪この音はだしやすいわ。
「で、その音がでたら、左手はそのままで、右手サイドキーのラ#を押さえるとF#が出ます(^-^)」
ピャラーっ!うっへ?!( ̄□ ̄;)!!なんか急に変な音がでる・・・・
静かにゆーっくり右手を押すとほそーーーい音が出る時もあるんだけど、♪ミーファーと勢いよくだして、同じ勢いのままで
♪ファ♯ーとやると途端に音が狂う(T-T)。
「そうですね、そのときにちょっとアンブシュアを変えてあげる必要があるんですけど・・・。どのポイントかは自分で探しましょう♪」
うぅっ・・・・・。♪ミファファ♯ー。ファ♯ファミー、ミファファ♯ー・・・・。
気が狂いそうな高音部の繰り返し。うーん、F♯はまだ打率が低いな。要練習だわさ。
「で、一番メインのGなんですけど・・・。運指は前に教えましたよね?」
はい。右手の小指以外全部押さえて、両手中指も外した形。この形でもう何週間も吹きまくってるけど全くダメ。
実はこっそり本で調べて他の運指も試してみた私。他の運指だとどうにか単音ではでるんだけど、メロの一部として使うには
やはり先生が教えてくれた運指が一番スムーズにできるような感じだ。
「うーん、だめですかねえ・・・。右手外しちゃうってのもアリなんですけど・・・。変わらないかー(^^;) よし、今日は出るまでやりましょう!」
なんですとっ?!ヽ(゜∇゜;)ノ

結局15分近くフーフー吹いていたにも関わらず、カスりもしなかった・・・・・
「まあ、大丈夫ですよ。いつか必ずでるようになりますから♪Aがあんなに早くでるようになったんですからコツのつかみ方は他の生徒
さんより早いですし。」
先生アリガトウ・・・・おだててくれて・・・・・(;_;)ウウウ
「じゃあ、そんなアナタに素敵なプレゼントを〜♪」
えっ?な、なに??(((o(^。^")o)))ワクワク 凹んだまま帰りそうな私になにをくださるというのっ?? 気が利くじゃない♪
「はい、『Chicago Song』の楽譜♪。あとそれからこれは『If I Should Lose You』って曲。知ってます?」
「・・・・・・チャーリー・パーカーがWith Stringsでやってますよね・・・・・」
「ああ、そうかもしれませんね〜。他の生徒さんがやりたいって言ってた曲なんですよ。テーマ部分は簡単なんですけどソロがうまく
入るとカッコいいんですよねー。『Chicago Song』の方も長いですけどテーマの部分はめちゃくちゃ簡単ですから♪」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひえぇ〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■2003年4月10日■

・・・・で、練習したわけよ、アタシャ。
春先の変な天候のおかげで風邪引いたり頭痛したり、そりゃまあ最悪な体調のなかで必死で少しでもオリジナルに近づこうと・・・。

レッスン当日。
小雨も降ってちょっと到着が遅れそうだったので先生の携帯に「今渋谷ですけどちょっと遅れます〜<(_ _)>ペコリ」とメールした。
するとスクールのビルに入ろうとした直前に私の携帯に返事がきた。

「大丈夫ですよ〜♪もうCD準備してありますからね〜(笑)」

な、なぬ???し、CD?????ヽ(゜∇゜;)ノ
嫌な予感がした。
今回のこの曲でもCDは使っていたのだけど、実は前回のレッスンの最後のところで「今のが終わったら次にやる曲」
ということでデビッド・サンボーンのCDを聞かせてくれたのだ。
「この曲は楽譜あるんですけど(と、『Chicago Song』を聴かせる)、こっちの方は楽譜ないのでサクっと耳コピです♪(-_☆)キラ」と
『The Dream』を聞かせてくれたのだ。
ま、まさかそのCDじゃ・・・・。

「さあ、耳コピしてみましょうか?同じフレーズの繰り返しですから大丈夫ですよ♪転調と新しいフラジオありますけど♪」
ヾ( ̄∇ ̄;)おいおい! 『You Are so・・・』は・・・・????
「あ、だからあれは3年計画って・・・。今回はフラジオAができたってことでOKですよ。今日からサンボーンで新しい
フラジオ練習で〜す!」
やっぱそうだったか・・・・。もうこういう目には何度もあってるから驚かないけどさぁ・・・練習した時間がさぁ・・・・(ブツブツ)

で、何度か一緒にCDを聞いていざ本番。
最近ピアノものやボーカルものを聴きまくってるせいか、また頭のなかがサックススケールからずれまくってる。
メロの流れはわかってるのに最初の音自体がとれないので次に進まない(T-T)

「ええっと、大ヒントあげちゃいます!シとミがフラットします。さぁ、これでどうだ〜っ(爆)」
うん、さすがにそこまで教えてくれれば・・・あ・・・・あれ??(O.O;)(oo;)
知ってる曲を耳コピするのと違い、全く初めて聴いた曲をその場で耳コピするってのは難しい〜〜っ(T-T)
メロディーが頭に浮かばないので、1音取れてもまた次の音がでない。1フレーズやっても前のを忘れる。←これは年のせい
メモってやれば大丈夫なのだろうけど、先生と向かい合ってやってる現状ではそういうわけにはいかない。
サックス構えてCDに耳傾けてひたすら音をとるしかない。
多分これもひとりでやってれば変な音だしちゃっても平気なんだろうけど、先生の前で見当違いの音だすのも
恥かしいしなぁ・・・ ということでかなりの苦戦。ぐやじー(T-T)

「まぁ焦らなくていいですよ。今日初めて聴いた曲だということを考えればいい線いってると思いますよ〜(^-^)。
 お家で死ぬほど聴きまくって、歩きながらでも自然に頭のなかに流れてきちゃうってあの状態に持ち込めばすぐですよ♪
 この曲より、『Chicago Song』は楽譜があっても長い(7分弱)し、フラジオたくさんでてきますので大変なんですよね〜。
 でもあの曲吹けるようになったらめっちゃ自慢できますよっ!頑張りましょう!」

・・・・・・・ふぁ〜い・・・・・・・・・・・

■2003年4月3日■

問題の二小節。前回も話題になったこれが私の最大の難関だった。
その二小節のうちのひとつがこれ↓。
多分、フツーの人(うちのサイトにカキコにきてくださってるような諸先輩方)にはこんなの初見でお茶の子さいさい(死語)なのだろう(-"-;) けれど、今の私にはまだこれは難しい!
先生いわく、「この楽譜が最初にあったんじゃなくて、プロの人が気分で吹いたソロを無理矢理楽譜に起こしてるからこうなってるの!(^。^;) だからあんまり楽譜に捉われすぎないで、CDをよく聴いて自分の耳で雰囲気だけでもコピーできてれば今の実力では花丸レベルですから♪」
うむむ・・・。おっしゃってる意味はよおくわかるのだけど、自分のプライドがそれ許さないのですわ(ノ_・。) ←ナマイキーッ
・・・っていうか、こうなったらできるとこまでやってやろ〜じゃね〜かっ、てやんでいっ!ちくしょーっ!と江戸っ子気分で
頑張ってはみたものの、結局この部分になると(ひやぁ〜・・)と全身固まってしまう小心者の私がそこにいたのだった。
嗚呼、撃沈(T-T)。

今回は多少開き直りな感じでレッスンに向かった。できないで悪いかっ?!ああ、できねーぞっ、モンクアッカ?!
「あ、そうそう、これ渡してってカミサンに言われたんで・・・」
先生の奥様とは紅茶仲間なのだ♪『紅茶王子』の漫画を教えてくれたのも彼女。
みると、レシピエ(有名紅茶専門店)のチラシだった。キャー♪ さっきまでの開き直りのグレグレ女はどこへやら。
「そういえば、『紅茶王子』、見事にハマっちゃいましたよ〜」
「えっ?やっぱり??(-_☆)キラーン いやね、カミさんと話してたんですけど、「●●さん(私)は結構ハマり易い性格
だから、ハマったらバーンと大人買いしちゃうと思うんだよね〜、って話してたんですよ(^-^)」
「・・・・・どうしてわかるんですか・・・・・もう10巻まで持ってるんですけど・・・・・・(; ̄ー ̄A フキフキ」
「・・・・うっそ・・・・(絶句)。そこまではまるとはっ!ギャハハハ(o_ _)ノ彡☆バンバン 実は僕もハマってるんですよ♪」
なんだ、先生もじゃん・・・・(^。^;)ホッ
「あの典型的な少女漫画の世界って独特ですよねー。女性の恋愛感ってああいうとこで養われてるのかな、って
なんだか変なとこで感心しちゃいましたよ。僕ら男の子は、女子がこういう学園恋愛ドラマとかを漫画で読んでる時
『お前はもう死んでいる!』とか『どこでもドア〜っ!』とかですからね(^。^;) そりゃ女子の方が先に大人になりますわ」
ギャハハハ(o_ _)ノ彡☆バンバン 確かにっ!
でも、いつまでも少年っぽい男性、私は好きだけどなぁ。ガキっぽいワガママは度が過ぎるとムカツクますが(爆)。
しっかし、この年で少女漫画にハマってる自分もどうかと思うけど(汗)、とりあえず紅茶本だしね・・先生もハマってるし・・

「じゃあ、紅茶の話はこれくらいにして音だししましょうか?」
おっと、サックスのレッスンに来てるんだっけ???(笑)
「今日はちょっと趣向を変えて・・・・。ソの音で音だししてますけど、それをただパーんと大きい音だすのではなく、
最初はスハーっと息だけにしてちょっとづつアンブシュアに力を入れていって徐々に音を出していって最後にマックスの音に
なるようにやってみましょう。こんな感じでーす!」
そういって先生は見本を聞かせてくれた。
うげっ、難しいっ!(O.O;)(oo;)
「じゃあ、次は逆に、最初はマックスな音量で、段々小さくしていってみましょう。」
♪ソ〜〜〜・・・・・スハッ! ( ̄□ ̄;)!!途中で音を終えたくなくても終わってしまう!口元のコントロールが難しい。
「まだ息残ってるのに途中でぱかって終わっちゃってるでしょう?口元の調節が上手くできてないんですよね。
 この練習ができるようになると、もっと音色に飾りっていうか表情がつけられるようになるんですよ。例えば今回の曲でも
 テーマのゆっくりした部分をこうやって吹くと・・・」
うひゃぁ・・・・かっこいい・・・・・
「でしょう???(笑) ずいぶん違うってわかりますよね?これがスムーズにできるようになると、今度やろうと思ってる
サンボーンの曲とかがすごくいいんですよね・・・」

えっ?サンボーン??( ̄□ ̄;)!!

「うんっ♪2曲ぐらいやりたいんですよね〜♪1曲はもう楽譜あるし、もう1曲は耳コピになっちゃうんですけど、
このアンブシュアの調節できるとすっごいかっこよくふけますから。そうそう、フラジオ一杯でてきますけど、もうそこまで
ラが完璧に吹けたらフラジオは問題ないっすよね(^^;)」
う、うん・・・・ラはね・・・・・・・。でもソの方が難しいんでまだできてないっすけど・・・・・。
「はい、ソもでてきますから練習しといてくださいねっ♪(-_☆)キラリ 多分その曲やればもうフラジオについては怖いもん無しに
なれますから(笑)。」
あははは・・・・(固まる)。
で、でも、今やってるこの曲ではあの問題の2小節部分ができてないんすけど、そんな次の曲になんか行けるのでしょうか???
「あ、ああ、ここね・・。いいんですよ、ここはすぐにできると思ってないですから!(キッパリ)。3年計画って感じですかね?」
「あ、そうなんですか・・・・じゃあ、次のワールドカップ出場を目指してって感じですかね・・・」
「あはは、そうですね〜♪今はまだ予選ですから多少の間違いあってもいいんですよ。ドイツ行くまでにどうにかなれば(^-^)」
よ、よかった・・・・(^。^;)ホッ
「前にも言いましたけど、ほら、何度も同じフレーズでてきてるでしょ?こういうのを覚えて自分のものにしていければ今回の
目標は達成と思ってください。もうあの二小節以外は(爆)大体できてるから、来週でやっぱりこの曲はラストかなぁ?
まあ気を抜かず、一応あの二小節もどうにかクリアできるように練習してみてください。スピードは遅くてもあのフレーズ練習する
だけでかなりの運指の練習になりますから♪」

・・・・・うぃ〜っす・・・・・・・・


・・・・to be continued・・・・

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