たねたん・どっとこむ  >> TRAVEL NOTES >> 京都2003梅雨 >> 貴船神社奥宮


 真っ赤な山門が見えてきた。
どうやらやっと奥の宮へ到着したらしい。周りの新緑とは全く対照的なその姿は、静けさのなかにも強い印象を与えてくる。

「入ってこれるもんなら、入ってこい・・・・」

なんだかそうつぶやかれているような感じがする(^^;) 結構威圧感あり。ただの門なのに。

圧感に負けそうになりながらも、頑張って門をくぐる。


目の前に広がったのは、あっけないほどの広い境内だけだった。
かつてはこちらが本宮だった貴船神社も、今は当時の姿をひっそりと残すだけの寂しい空間がそこに。
一応ここにも舟の形をした石もあり、多分先ほど紹介したものよりこちらの方が由緒正しいものなのかもしれないが、人もひとりもいず、あまりにも寂しすぎる光景であった。
その場に全く似つかわしくない怪しい男性が携帯電話でなにやらビジネスの話を大声でしているのが余計に寂しさ倍増(^^;) ますます火サスの舞台になりそうな・・・。う〜む。

んだかとってもお腹がすいてきた。

「そろそろ飯食いたいな・・・」

たねパパが気がついたようにつぶやく。ふと時計に目をやればもうランチタイムは十分にまわっている。朝早起きして行きの新幹線のなかで簡単にパンを少し食べただけなので、体は既に次の食事を欲している。ギュルギュル・・・・・・。
雨も段々本降りになってきたので、観光はとりあえず一旦やめにして、腹ごしらえをすることにした。
予約した店へ来た道を戻っている間、おしゃれなカフェが途中にあった。見ると、その建物のよこにこんな薪が。この薪で沸かしたお湯をつかってコーヒーや紅茶を淹れているらしい。薪で炊いたお湯だとどこか違うのかなぁ??ちょっと興味あり♪
が、残念ながら今は紅茶より食べ物なのよ〜っ!・・・ということで、カフェはそのまま素通りした(とほほ)。きになるぅ〜・・・

早に店に向かっていても、どうしても周りの風景が気になってしまって、いい景色を見つけるとついつい立ち止まってカメラに収めてしまう(^^;) 家族はもうとっくに見えなくなっているっていうのに・・・。
そんななか、モミジが紅葉しているのを発見。山の上だとこういうことも結構あるのだ。
嗚呼、また紅葉の季節にここに来たいなぁ・・・・
当然カメラ持ってね♪