たねたん・どっとこむ  >> TRAVEL NOTES >> 京都2003梅雨 >> ひろや


 っと店に到着。お腹減った〜♪

今回のお店は『ひろや』。川床料理のお店としてはこの辺りの中ではピカイチです♪

この店は旅館もかねているので、入り口はご覧の通りに粋な高級旅館風。
そしてそのサービスも物凄い(^^;)

「いらっしゃいませ〜♪」

と、巷のファーストフードのオネーサンも負けてしまうくらいの仲居さんたちのお出迎えの掛け声。
恐る恐る中へ入っていくと、ささっと数名が寄ってきて、雨にずぶ濡れの私達から傘を受け取り、中へ案内する。

「すみません、すごく濡れてるので雑巾貸していただけますか?」
たねママが仲居さんのにお願いする。
「はいっ、了解です〜〜っ!少々お待ちくださいませぇ〜っ!(^0^)」
するとあっという間に宿で使っている温泉タオルが3本渡される。
「これ、お持ち帰りいただいて構いませんので〜(ニッコリ)」
「は、はぁ・・・ありがとうございます・・・」
物凄いパワフルな接客に圧倒され気味な私達(^^;)。これが日本の宿の「サービス」の極意なのだろうか。

タオルであらかた水分を取り除いたところで、担当の仲居さんがお部屋に案内してくれる。廊下だけでも古き良き時代の建物だということがわかる。

に通された。

「すみませんなぁ〜、こんな天気なので川床は無理なんですよ(^^;) せっかくいらしたんやから是非とも川床でお料理味わっていただきたかったんやけど・・・」
雰囲気のある優しい京都言葉ですまなそうに謝ってくださる仲居さん。
「いえいえ、雨降っちゃったんだからしょうがないですし(^-^)」

  通された部屋は普段は宿泊に使っているという。
入り口部分はリフォーム済みなのか、新しい感じがしたが、部屋の方はかなり歴史を感じさせるような時代物。雨が降っていて薄暗いのでちょっと怖い(^^;)

窓の外を見ると、晴れていたらそこでお食事をするはずだった川床がみえる。→

「本当に申し訳ありませんねぇ〜。晴れていればそちらでお食事していただけたのに・・」
仲居さんのお詫びの言葉が延々と続く。いや、雨はあなたのせいじゃないし、しかもそんなに明るい口調で謝られても(^^;)

「でもよかったわよね、外じゃなくてお部屋のなかで♪
外で食事してたら、虫が飛んできたり、湿気があったりして大変よ。
このお部屋のなかの方が落ち着いて美味しく食べられるじゃない(^-^)」

仲居さんのお詫びシャワーが終わって去っていった後、たねママがアッサリとそう言ってのけた。
・・・・・・・・アータが川床で食事したいって言うからこんな遠くまで来てるんやろが・・・・