たねたん・どっとこむ  >> TRAVEL NOTES >> 京都2003梅雨 >> ひろやのお料理


 温かい椀物の後には、意外なところでそうめんがでてきた。

甘く煮しめた肉厚のしいたけと温泉卵。ううん、どうやって食べようか?(・_・?)

「普通に召し上がっていただいてもいいんですけど、おつゆの方をそうめんにかけていただいて召し上がられるお客様が多いですよ♪そのほうが温泉卵も混ざって美味しいと思います(^-^)」

仲居さんのアドバイスを聞いて、おつゆの方をそうめんの上からかけることにした。
このそうめんが、くるくるっとまかれていて面白い。仲居さんによると、これを巻く技が板さんが研究を重ねた成果らしく、「真ん中からとって戴くと綺麗に小分けされるんですけど、端っこからとられますと、永遠に繋がってるんです(-_☆)キラーン」

・・・・・そ、それになんの意味が・・・・?!
試しにおつゆをかける前にやってみたが、仲居さんの言う通りだった。

「ねっ?面白いでっしゃろ?」

・・・・にゃるほどね・・・・・・・・遊び心を加えてみました、って感じかな。
これだけでも場が多少は盛り上がる。
イタリアンとかフレンチではこの手の遊び心はよく見受けられるけど、和食でもこういうのは楽しいかもね♪お客様へのサービス精神が、ここにも。

休めもなんだか遊び心一杯なものが登場してきた↓。

焼き鱧のお寿司に佃煮。そして極めつけはホウズキだ。
この真っ赤なホウズキのなかに、ホウズキの身を模したゼリー寄せが入っている。
子供の頃、なぜか祖母の家にいくといつもホウズキがあって、その身をムニョムニョ柔らかく揉んで中身を取り出したりして遊ぶ方法を祖母から教わっていたものだ。でも、さすがに食べたことはなかったなぁ(笑)。このホウズキは美味しかった♪(本物じゃないし)

そして満を持して登場してきたのが(笑)、この鮎の塩焼き!
いよっ、待ってましたぁ〜(拍手)!

もう、大、大、大好きぃ〜(はぁと)
魚料理の中で、もしかしたら大トロのお寿司なんかより愛しちゃってるかも。 なんでこんな無骨な料理が好きなのか自分でも訳わからないのだけど・・・。しかも今回の登場は素晴らしくアートしてるしっ♪
頭の先から尻尾まで丸々食べれる柔らかさだった♪幸せ〜っ(T∇T)