地獄の長旅

バリ島に続いて、今年二度目の母との海外旅行。我が母の天然ぶりはもうご存知だろうが、
しかも今回は、その母を 上回るという噂のおばさま20名以上とともに、イタリアはシチリア島を目指す。

なんでこんなことになってしまったのか・・・・・・

母のコーラスは、それをとりしきる先生(もう米寿!)がとても海外がお好きで、演奏旅行と称して
過去にもいろんな国にいっている。母はそんなに昔から参加しているわけではないが、それでも
ウィーン、スペイン、ドイツ・・・と、結構いろんな場所にいき、現地の団体と交流し、コンサートを開き、

時には現地の新聞に堂々と写真いりで「国際交流使節」として紹介されちゃったりしている。

で、今回もその恒例の旅。人数の関係で現地団体との交流会は中止になったものの、
向こうのいろんな場所でゲリラ的に歌う予定だという。ぐぇ〜、恥ずかしいからやめて〜・・・(*ーー*;)


今回のアリタリアは本当にヒドカッタ。
いつもは美味しくて大満足の機内食も、今回チョイスできずにいきなり「カツ丼、蕎麦、鮨セット」だし。

おまけにローマまで直行便と思いきや、ミラノ経由。しかも飛行機からおろしてもらえず、歩き回ることも許されない。
ハイジャックされてんじゃないんだから・・・・・(怒)そのうえ、機内で見させられた映画はなんと4本!
金城武吹き替えの『Tarzan』が みれたのはよかったけどね(笑)。


そのままミラノからローマに付き、やっと降りられたと思ったら、今度は国内線の遅れで、1時間以上待たされる。
ああ、思い出した。これこそ「イタリア」だったっけ・・・・・・(^_^; アハハ…
真夜中のローマ空港で、めちゃくちゃ疲れているはずなのに、もう心の浮き立ちは押さえ切れなくなっている。
早速、食べたくもないアイスクリームを売店で買い、初イタリアを経験する。こんなものでも美味しい♪♪

やっときた飛行機にのってシチリアはパレルモに到着し、バスに揺られてホテルについたときは、
すでに午前2時半を回っていた。
日本の家をでてから、合計時間にして24時間以上過ぎている計算になる(笑)。本当に長い旅だった・・・・・・

 

多少多めに支払ってもシングルにしてもらって本当によかった。(^^;
長旅の疲れ、というより、おばさんパワーで結構元気を吸い取られてるかんじ(笑)。


私は部屋につくと、まず恒例の写真撮影。なんてことない部屋なんだけど、どこか漂う雰囲気がもう日本じゃなく、
大好きな、夢にまでみたイタリアにきていることを彷彿とさせる。真夜中だったけど、イタリア語がききたくてTVもつける。
なんの下準備もなく、あまりにも突然やってきたシチリア。
この先どんな旅が待ち受けていようとも、とりあえず私は愛しのイタリアの空気のなかに 今確実に存在している!
それだけで涙がでるほど嬉しかった。本当に、本当に、とってもとってもイタリアに来たかったのだ。
イタリアならばどこでもよかった。
疲れきった身体をふわふわのベッドのなかに横たえても、すぐには眠りにつくことはできなかった。
明日は7時起床、すでに4時を回っていた。
それでも興奮していて寝付けない。なんだかもったいなくて、とても眠れる心境ではなかった。
私はいつまでもいつまでも、ずーっとずーっとこの幸福感を感じていたかった。 (^-^)

 

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