アグリジェント

午前7時起床。今朝は余裕がある。(昨日はちょっと遅刻)
朝食時に「カフェ・マキアート」を頼む。エスプレッソにミルクを垂らしたもの。
起き抜けにはこれが一番。シャキッと目が覚める。胃にも多少やさしいし。
フルーツがとてもおいしい。シチリア名産のブラッドオレンジジュースを知らないおばさま達が
大騒ぎしている。今日も一日どうなることやら・・・・・(^_^; アハハ…


ホテルのロビー。元修道院というのがうなずける。


今日はこれから、シチリアの一番の観光地、アグリジェントの神殿を目指す。
バスでの移動はそんなに辛くはないが、ちょっと飽きたかな?

相変わらず街には人っこひとりいない。不況だからかもしれないが、もっと現地の人と
交流したい〜
途中でドライブインに寄る。チャンス!でもここにも人がいなぁ〜い!!(ノ_・。)

仕方が無く、お店のなかへはいる。あった、あった、甘いお菓子の数々(^^;;;
で、そこで買いあさってるのは、やはり紛れも無く我が母の姿(笑)
予習していた甲斐あって、「これ買わないと嘘よね〜!」と叫びながら買いまくっている。
どうせその山のようなお菓子、私が試食するんでしょ・・・・ブツブツ・・・・・・
それにしても、ミモザがきれい。え?ミモザの原木なの、これって?


アグリジェント到着。立ち並ぶ緑の木々はアーモンド。「アーモンドの花祭り」というのがこの街にはあるらしい。
バスを降りて、いよいよ遺跡巡り。それにしても暑い。サングラスがないと陽射しがまぶしすぎる。
帽子を持参しなかったことをちょっと後悔。また日焼けしちゃいそう・・・・・

セジェスタと呼ばれる街。BC3世紀前半にローマに征服された後、徐々に衰退。
ここで一番の見物は、やはりコンコルディア神殿だ。BC5世紀後半に建てられたもの。
イタリアでももっとも保存状態のよい神殿に数えられており、シチリア、といえば
この神殿の観光は絶対に避けられない。ガイドブック等の写真も大抵がこれだ。
かつて教会堂として転用されたため、今日まで破壊されることを免れてきた。
ああ、それにしても大きいし、こも真っ青な空と照るつける太陽になんて似つかわしいのか。


とにもかくにも暑い。バリ島で焼けた腕がジリジリと赤くなってくる。
イオニア海から吹き上げてくる風はひやーっとしているので、うだるような暑さではない。
想像していたシチリアってこんな感じかな?
目の前に広がる水平線はグリーンとブルーの二層になっていてとても素敵。

ランチをたべにレストランへ。この時飲んだビールのラベルに、ちょっとシチリアを感じる(笑)。
シチリア=マフィアの巣窟、というステレオタイプなイメージは、この頃には既に吹き飛んでいた。
一体どこにいるのさ、ゴッドファーザーは?穏やかな笑顔の農家のおじさんしかいないよ。
そして、パスタは相変わらずショートパスタ。(^-^;
今回のは、中目黒の「晋風楼」という中華料理屋さんでいつもたべる「猫耳麺」と同じ形。
お国変われど、どこか発想が同じ、というのがなんとも不思議である。ちなみに、今回の
パスタは、味が醤油っぽくて、具のツナとあい、とてもおいしかった印象がある。
そしてメインはまたまたソーセージとポテト(^_^; アハハ… これしかないんかぁ??
もっと他にもあると思うんだけどな・・。こういうとこがツアーの辛さ。
普段の旅だったら今ごろ日本じゃ絶対食べられないようなものを何種類も口にしてるのにぃ。
そしてまたまた甘〜いお菓子のデザートに、コーヒーはなし。
結構おいしそうなお店だっただけに、とっても残念。いいや、またこようっと!(笑)

ランチの後、ガイドさんとここでお別れ。イタリア人のとてもやさしそうなご主人とワンちゃんが
車でお迎えにきた。そして思いっきりイタリア男性との結婚が幸せかを説いて去っていった。
・・・・・・・その後、おばさま達の話題が私に一点集中したのは想像に難くないでしょう?
そ、そりゃあ、私だってねぇ・・・(;^_^A アセアセ・・・ま、いいか・・・・・・・(自爆)

ホテルは『ホテル カオス アグリゲジェント』というところ。4つ星だがこのあたりではいいホテル。
何故ならば・・・ルイジ・ピランデッロ というノーベル文学賞作家がここで『カオス』という
超有名な作品を書いたということで・・・・・日本人は誰もしらんね、きっと。
(劇作家として有名だったそうな。勿論イタリア人なら誰でも知ってるんでしょ?)
とにもかくにも、『FIGARO』別冊の『イタリア ホテル・宿・旅館』という本でも4つ星の
いいホテルということで紹介されている。

今日の夕食はこのホテル内のレストランでとる。どうせまたいつものイタリアン(^^;
せめてもの運動に、と、広大な敷地を散歩する。プライベートビーチもあるというし。
空はまさに真夏のそれ。空は本当に真っ青だ。真っ白に塗られた庭へ続く階段や
ソテツの木の存在が、 ハワイにいるような錯覚を覚える。近所に大きな街があるでもなし。
ここは完璧に人里離れた隠れたリゾート地である。作家が作品の執筆に没頭するには
なるほど、とてもいい場所である。入り口の門からずいぶんと奥まった場所に建物が
あるため、道路を通る車の音はしない。ホテルの建物から海まではかなりの傾斜で
くだっており、ホテル全体が斜面に沿うように立てられているので、どの場所にいても
全身で太陽の陽射しを浴びることができる。「なんにもない」ことの贅沢さを
満喫するのに最高の場所といえるだろう。

プールサイドから繋がる細い道を海に向かって歩いていくと、バレーコートで
あったであろう場所一面に黄色い花が咲き乱れている。おそらくただほったらかしに
してあるだけなのだろうが、そんな場所もこの青空の下では妙に絵になる。

散々歩きまわった挙げ句の果てに、プライベートビーチへの道はみつけられず、
ホテルの庭を一周して帰ってきた(^-^;。
お腹もちょうど空いてきたころ。ホテル内のレストランへ向かう。
そして夕食は当然イタリアン・・・・・。この頃はもうあきらめ気分。
ここにきて、新たにある事実に気付いた。(生野菜食べてへんわ・・・・)
そう、サラダっぽいものがまったく食卓にあがらない。野菜はいも、ズッキーニのみ。
しかもフライになってるか、煮込んであるか、のどちらか。
あんなにパレルモでもアーティーチョークを売っていたけどまだでてこない。
市場でも葉っぱっぽい野菜を売っていたような気がするが・・・・(・_・?)ハテ?
"insalata"といって、イタリア語にもちゃんとサラダを意味する言葉があるし、イタリア野菜の
ルッコラやイタリアンパセリなどは生で食すのが普通だろう。でも・・・・・・・ないぞ。
段々血液が濁ってきたような気がしてきて仕方がない。
イタリアのなかでも貧しい地域であるシチリアでは、本来生野菜は食べないのか?
アメリカでもどこでも、貧しい地域の主食はいつもじゃがいも。ここもそうなのか・・???

内容にとっくに飽きが来ているにも関わらず、一通り食べ切ってしまう私の胃袋(笑)。
イタリアンはどうもイカン(^-^;。食材がほとんど毎日変わらないのに、その都度
味に微妙に変化があって(当たり前だけど)、ついつい手が出てしまう。
イタリア人のお嫁さんに合格かしら??(^。^;)

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