二人の神父像の左隣に、
十字架にかけられた青年の
像があった。
キリストのこういう姿は珍しく
ないのだが、日本人、しかも
ちょんまげを結っている人の
このような姿は正直あまり
目にしたことがなく、結構
生々しく映り、ショックであった。

彼は他の信者や神父と共に
殉教した五島生まれの19歳の青年、聖ヨハネ五島である。バチカンでも聖人として認められ、最近聖人になったマザー・テレサなどと同列なのだ。

 

19歳の若さで殉教するなんて・・・と思うが、現在でもイスラム社会などでは自分の信仰のためにテロ活動で命を落とす若者や少年は少なくない。

ヨハネ五島と彼らは状況こそ違えど、その若さ・幼さで無情な力のために命を落とさなくてはいけない不条理、という意味では同じである。これ以上こういう命を増やしてはいけないのだ、と心から思った。