たねたん・どっとこむ  >> TRAVEL NOTES >> 京都2003梅雨 >> 貴船散歩

と見ると、舞台のような場所がある。ベンチも置いてあって雨宿りしてる人もいて、ないやら休憩所のようでもあったが、実はここは特別に神聖な場所であった。毎年7月7日の七夕の日に「*貴船の水まつり」のなかで「生間流式包丁(いかまりゅうしきほうちょう)」という古式ゆかしい儀式を行う場所なのだ。
毎年七夕の日にニュースでも流されてるらしい。
内の散策をし、お土産に絵馬を買って(私は馬グッズコレクターでもあるのでσ(^◇^;))、奥の院に向かうことにした。実はまだこの先500メートル先にある奥の院が本当の貴船神社なのだという。うへ。

正午を回っている。
朝5時起きで出掛けてきた身にはもうお腹がペッコペコなのだが、
ご両親達はまだまだ元気である。(↓下図参照↓)

右手にひろや

川床のハイシーズンになると、この狭い道に車が大行列をなすらしい。
そんな時にも来てみたい気もするが、今回は逆に人の少ない貴船を堪能♪


れにしても、本当に趣深い町並みである。北山杉がそこかしこに生い茂り、偶然立ち込める靄でさえ、更に情緒をかもし出す。どこを撮っても絵になる。どんな下手っぴでもそれなりの写真が撮れる・・はず(汗)。
絵が描けたらなぁ・・・・と思うのがこういう時だ。写真もそれなりに撮影するのは技術が必要なのだが、自分なりのタッチで絵として表現できたらより楽しかろうに。

私達以外誰もいない道には、各店の呼び込みの人が声をかけてくる。
ガイドブックには今回予約した店しか書いてなかったのが、実際来てみるとかなりの数の店がある。川床料理がメインだが、他に「流しそうめん」やカフェだったり。
各店は旅館にもなっている。この夏の間に一年分を稼がねばならないので必死なのだろう。軽井沢と一緒や。そういえば、町の全体の雰囲気も気候も、なんとなく軽井沢に似ている。なんとなく懐かしく、初めて来た気がしないのはそのせいか。

紫陽花陽花が咲いているのを見つけて驚いた私だったが、よくよく考えてみれば昨日までは6月。家の近所で紫陽花を見たのはもうずいぶん昔のような気がしていた・・・・というより、最近の仕事のしすぎでこういった季節感がおかしくなってるのかも(汗)。

雨露に濡れながらも日差しにキラキラ輝く紫陽花を眺めながら、私はほっと溜息をついた。